日本語学科の有無 「中国シニア留学」

日本語学科の有無

互相学習

互相学習

お互いの母語で会話練習をすることを「互相学習」といいます。

例えば中国に留学する日本人の場合は、日本語勉強する中国人を相手に、最初の30分は日本語を使って、次の30分は中国語を使って会話する、といった感じです。

ネイティブを相手に練習をしますので、会話力とヒアリング力の養成に非常に有効です。互相学習をするシニアの方もたくさんいらっしゃいます。

では、日本語を勉強する中国人をどうやって探すのかという話になりますが、留学先の大学に外国語学部日本語学科があれば、互相学習の相手を探しやすくなります。

同じキャンパスにあるか?

同じキャンパス

日本で外国語学部というと外国語大学にあるものです。総合大学で外国部学部があるという大学は少数派です。

ところが中国では、過半数の総合大学に外国語学部があります。名前は水産大学や理工大学なのに外国語学部があって、さらに日本語学科がある。こういう大学が少なくありません。

ただ、注意しなければならない点が一つあります。それはキャンパスの違いです。

いくら日本語学科があっても、留学生と同じキャンパスにないと日常的に互相学習をすることはできません。

実際に、上海外国語大学や大連外国語学院では、留学生がいるキャンパスと日本語学科があるキャンパスが別になっていて、片道1時間以上かかります。

外国語大学であるのに互相学習が日常的にできない大学もあるのです。同じキャンパスにあるのか、注意が必要です。